7月31日に開催された「第1回パブリテックスクエア+」の講演内容を公開いたします。
デジタル時代のクリエイティブ人材が日本社会の未来を創る
~デジタルクリエイター10万人輩出計画~
講師:高野明彦氏(株式会社メンバーズ 取締役 兼 常務執行役員)
【以下、講演内容】
皆さん、こんばんは。メンバーズの高野です。
菅原さんが素晴らしいお話をしていただいてので、もう私があんまりしゃべんなくてもいいんじゃないのかなって、いう風にも思いましたが、いろいろ持ち上げていただいて、ハードルも高まっているようにも思いますけれども。この後ビールも出るみたいですが、うちの会社でもラーニングバーといって夜の勉強会みたいなものを、ゆるく飲みながらってスタイルが結構普通にあるんですね。私自身もそういうゆるい方が好きなので、かたくやらずにですね、アットホームな感じでできたらいいなと思っています。
タイトルが、いろんな場所でいろんな書き方をされて揺れてるなって感じがするんですけれど、私もどういう風に言ったら皆さんに一番いい感じで伝わるかなって思いながら書き直していて、直近ではうちの会社でこういう言い方をするようにしました、っていうことでですね、持続可能な社会を共創するクリエイティブ人材10万人を育成・輩出する、ここを目指してやっていこうと思っています。ちなみに今日の場の以前からご存じだった方っていらっしゃいますか?ご存じない方が多いかという風に思いますけれども、後でちょっと紹介いたしますが、所謂デジタルマーケティング支援の、三井住友グループさんもお手伝いさせていただいていますけれども、企業向けのデジタルマーケティング支援をしている会社でございます。わかりやすく言うと、ウェブサイト作ってたり、アプリ作ってたり、システム作ってたりとかしてる会社なんですけれども、パブリテックという思想にはすごく共感してですね、テクノロジーそのもの、テクノロジー業界の会社ではあっても、テクノロジーが好きかっていうとそんなに大して好きではなくて、それよりは、今日もそうですけれども「人」の話をしたいなって思っています。人がどう世の中に価値を発揮するのかとか、幸せに働けるのかとか、そんな話をしたいなと思っています。
私の簡単な自己紹介ですけれど、メンバーズで役員をして事業そのもの、事業側というよりは、バックオフィス側の領域を主にやっていて、元々金融・銀行出身で、そこは5~6年くらいしかいなかったんですけれども、その後メンバーズに行って10数年、経営企画部門で株式公開だったり全社変革プロジェクトって言ってますが、潰れそうになった時期が10年前くらいにありまして、そんな時プロジェクトとか人事制度改革だとか中計だったりミッションビジョンを作り直すとか、昨今でいうと働き方改革みたいなところでは注目されるようになってきてですね、そんなプロジェクトを多くやってきたんですけれど、銀行出身でこんなことをやってよくインテリヤクザみたいなふうに社内では呼ばれてたりするんですけど、そんなキャラをつかいながらですね、プロジェクトをバシバシ進めていく、そんなことをやっています。
会社の紹介に移りますが、ネット業界専業でその中で95年創業といいますとかなり老舗です。Windows95が出て日本の社会でようやくインターネットが使われ始めた時代でかなり新鮮で、その中でも社員数が1200人超えていて東証一部上場ということ、業界的には結構大きな方かなという風に思います。具体的にどんなことをやっているかというと、大手企業向けのデジタルマーケティングシェアという、みずほ銀行さんや三井住友カードさんなど、こういうところのウェブサイトでの情報発信といえばそうなんですけれど、それ以外に新たな会員を獲得するだとか、利用頻度を上げるようなことを促すだったりとか、資生堂さんではユーザー獲得だったり、ユーザーとのコミュニケーションを通じてエンゲージメントを高めるみたいなことをやっていたりとか。パナソニックさんでは商品プロモーションですね、ロテサリーグリルという肉を丸焼きする機械のプロモーションがツイッター上で世界ナンバーワンの成果をあげたとかですね。またみずほさんの事例なんですけど、ネットだけで住宅ローンの手続きが完結するみたいなシステム開発して、これが普通にやると敬遠されがちなとっつきにくいシステムと思われるかもしれませんが、UX、ユーザーの体験をいかにいいものにするかというな形の中で、ユーザーフレンドリーなんて言ったらいいんですね、ユーザーが離脱しにくいワクワクドキドキする、住宅ローンを契約する時って、本来は新しい家を買うわけなのでワクワクドキドキする体験であるべきなんですけれど、住宅ローンの手続きめっちゃめんどくさいじゃないですか、サイン書いて印鑑押したりいろんな書類持ってきて、めんどくさい体験のはずなのをよりスムーズに、かつ、段々その手続きが進んでいって家が建って新しい生活に近づいているよ、みたいなデザインを見せながら気持ちいい体験をしていく、その結果として住宅ローンの申込件数が二倍になったとかですね、そんなようなことのお手伝いをしています。
こんな形で最近はこの業界の中で、まあまあ注目もされていて、成長銘柄というように言われてて、ちなみに今日第一四半期の決算発表があったんですけれども、なんとですね、テレワーク期間中でみんな会社に出社しないまま決算発表をあげるというですね、なかなかチャレンジングなことをして、ドキドキしながらやったんですけど、何にも問題なく超スムーズにいきましたね。驚きました。業績はまあまあ好調で2割成長くらいでしたね。
そんな会社なんですけれども、こういう風な会社になってきたものの10年前までは全くそうではなくて、この辺が転機となってですね、2008年くらいまではですね、今はすごいホワイト企業・働き方改革優良企業なんですが、私もよく会社に寝泊まりしながら、私以上に現場の人間はもっと寝泊まりして、終電まで働くのが当たり前というような形で、ただですね、こんな風にみんな働いてるにも関わら全く儲からない、売り上げも利益も2期連続でマイナスというような感じで、つまり成果があがっていないということなので、みんなの評価も給料も上がらず、やることなすことうまくいっていないので、面白くないからボロボロ辞めていくという離職率25パーセントという2年で半分入れ替わるというような状況ですね。女性ももちろん働き続けられるというような環境じゃないし、倒産寸前でですね、役員同士みんな仲悪くて、超暗い雰囲気の中で、バックオフィスの管理職が3人いっぺんに辞めるとか、もうほんと潰れる寸前という感じでした。
そこからですね、改革プロジェクトみたいなことをやって、ボロボロ辞めてっていたところから、結果として今は社員数が1200人になって、こないだ日経ネクストの上場企業の中堅企業ランキングみたいなものがあって、5年間で社員数増やしたランキング1位となりました。6期連続で増収増益過去最高になったりとか。10年前は時価総額3億円だったのが、今は250憶、3年間での株価上昇率高いランキング、中堅企業の中で8位、3年間で73%あがりましたみたいな。株式市場の中でも一応注目されてきています。
これがどんな取り組みとしては色々やってきたんですれども、取り組みそのものよりは、根柢の思想のほうが大事かなという風に思っていまして、その辺を少しお話したいと思います。
僕ら「絶対価値経営」という風に言ってるんですけれど、その当時はですね、儲かりそうなことを何でもやっていたんですね。今のネット業界もそうだと思うんですけど、新しいテクノロジーが生まれて、新しいビジネス機会がいっぱい出てくるわけですね。そういう中でどんどん新しいビジネスチャンスを探して新規事業をチャレンジしてみたいなことをずっと繰り返すわけなんですけれども、今もネット業界そういう会社がほぼほぼだったりしますけれども、儲かりそうだから、チャンスがありそうだからとやっていると、変化が速く激しい業界なので、あっという間に儲からなくなるんですね。初めの2~3年儲かるんだけれども、すごく難しくなって競合増えてきて、サービスが低価格化・無料化していく流れがあって、どんどん儲からなくなる。そうするとこれ大変だねって言って止めるんですね。止めちゃうから失敗して終わって疲弊するだけ、それじゃだめだよね、と。
僕らがこだわった、僕らにしかできない、僕らしかやらないものをやろうという風に決めました。やり続けられるものをやろうと。やり続けられるものというのは、一つはもちろん経済的に利益が上がるものであり、もう一つは僕らが好きなもの・やる意義を感じるものをやろうと。加えて、競争の激しい世界でもあるので、きちんと競争に勝てる・僕らが世界一になれるものだけに集中すると。ビジネスチャンスがいっぱいあるからあちこちやるのではなくて、世界一になれる領域に集中をするという風に考えて、今ウェブサイト制作を中心とした大手企業向けデジタルマーケティング支援というところに修正してるわけですね。
10年前苦境に立ったことをものすごく反省して、経営の軸としてこの3つを必ず守ると、3つの軸をもって経営の指針とするという風に決めたので、その一つが世界一のサービスを作るという、やり続けられるものというのは、経済合理性があるものであり、かつ、僕らがやる意義を感じる部分です。加えて、メンバーズという社名にあるようにそもそも全員参加型経営だという思想が込められていたはずだったんですけれども、先ほど言いましたように社員がすごく疲弊して辞めていくというのは、チャレンジする環境はあって成長はできるんだけれども、ハッピーな気がしない、3年くらいでいい経験させてもらいましたと言って辞めていくというのも非常に悲しいなあという風な思いもあったので、社員の幸せも同時に実現する、と。加えて、やる意義みたいなものも併せてですけれども、僕らの事業そのもので社会貢献する、それにこだわってやっていく。売り上げが減るとか社員が減るとかっていうことって、つまりクライアントから見て、僕らの存在価値がない、社会からみて僕らの存在価値がないってことなんですね。そういう状態だったところから、まず僕らが、クライアントに対して社会に対して社員に対して存在価値を打ち立てるかということのために、3つの軸をはずさないようにここにこだわってやっていくという風に10年前に決めました。
以来ずっと取り組みを続けてきているということです。
それをさらに先鋭化させるというか、洗練させてきている中で、5~6年前に僕らのミッション・存在意義みたいなものを改めてミッション制度を書き換えました。メンバーシップでマーケティングを変えて心豊かな社会を作ります。この中身については追ってお話しますが、これのために僕らは事業をやっているし、これのために社員があつまってくる、そういうような会社を作って行く。ここに向けて大きな3つの軸としてCSV経営をやっていく。CSVとはクリエイティング シェアード バリュー=共有価値の創造というものなんですけれども、社会課題の解決と企業のビジネス成果みたいなものを両立するって話ですね。
社会課題を解決したほうが、企業がより儲かります、ということです。
そんなような経営のスタイルを世の中に広めていくとか、デジタルクリエイターが活躍することで自分自身がCSVを実現するということを目指してやっていくということを5=6年前に決めて、経営が加速できたかなと思っています。僕らはここを目指して、事業をやっていくんだと、改めて定め直したんですね。
具体的にメンバーシップでマーケティングを変えて心豊かな社会にするということを目指しているんですけれども、メンバーシップという言葉だったり、マーケティングを変えるという言葉だったり、心豊かなというキーワードにもちょっとこだわりを込めてる所なんですけれど、もともとこの文章に変える前にですね、消費者視点の豊かなを社会を創造するって言ってたんですね。インターネット業界なので、インターネットという技術が世の中に普及してめちゃくちゃ豊かになっていると思うんですけど、すごい便利になってより早くより安くより便利にみたいなことや、よりおいしいもの選べるとか、できてきてるとおもんですけれども、今まで消費者側にほぼ力がなかった、企業側の方が圧倒的に情報が有利だった時代にインターネットが生まれてきて、消費者起点の豊かな社会を創造するんだというようなことを謳っていたんですが、もうよくね?みたいな感じですね。も十分じゃないかっていう。もうこんだけ早くて安くて便利で、みたいな。そこを追求するために俺たち一生かけて仕事するんだ、みたいなのは、そこじゃないんじゃなかっていうことですね。
こんな議論してると「豊かさってなんですか」みたいな話によくなるわけなんですけれど、
(学生向けに作成させた資料)まだ食べられるのに大量に廃棄された恵方巻です。643万トンの食品ロスというのは世界の食品支援量の1.7倍だそうです。
アパレルの廃棄。年間100万トンの廃棄。売れ残りの余剰在庫14億円。実際に売れているのは13億らしいです。実際に売れているものより多く廃棄されている。捨てたほうが効率的なんです、経済的には。
海洋プラスチックごみ問題。いま1億5千万トン存在していて、そこに少なくとも年間800万トンプラスされていっている。化石燃料の大量消費・温暖化ガスの大量排出ことでもって今日も非常に暑いですけれども、日本の砂浜、数十年後には9割なくなります。砂浜なくなってもそんなに困らないかもしれないですけど、異常気象が多発して、豪雨とか猛暑とか、フランスで45℃とか。うちの代表の剣持は夏休みに45℃味わってくるといってフランス旅行に行くって言っていますけれど…。その暑さと、社会にどう受け止められているのかとか、人々がどう感じているのか、そんなことを体感しに行くって言ってましたね。
西日本豪雨みたいなことが毎年歴史的な異常気象がおきるという、明らかに温暖化の影響だなって思います。そういう大量生産大量消費大量廃棄は、経済合理性だったりとか物質的豊かさみたいなことを追求した結果、もちろん私自身も資本主義の恩恵をめちゃくちゃ享受しているので、それそのものを否定するわけではないんですけど、とはいえこのままじゃいけない、継続可能じゃないよね、と多くの人がそう思ってるだろうし、世界中でそう思ってるからSDGsみたいなことが合意されてるんだと思うんですけれども、なんでデジタルマーケティング支援会社メンバーズがこんなことを言ってるか、というようなところで、要は大量生産大量消費大量廃棄みたいなを広告マーケティング業界がとっても価値観を作るところに貢献というか一翼を担ってきた業界だと思うんですね。もっと早くもっと安くもっと便利にもっときれいにもっとかっこよくもっとラグジュアリーにみたいな人々の欲求欲望だったりとか、欠乏感だったりとか不安感だったりとか、そういう刺激したマーケティング、広告活動というのをずっと今もやり続けていきたんですね。そういう価値観をものすごく作り上げてきたのが広告マーケテイング業界だという風に思っていますね。で、そういう価値観を作ってきたのが広告マーケティングであるならば、それを変革する、していき人々の価値観をサステナブルだったりとか消費の在り方とか経済活動の在り方を、サステナブルなのか環境社会との調和だったりとか幸せだったりとかそういう方向の価値観に変換していくということも広告マーケティング業界のやれることだし、今後の広告マーケティング業界の責任だろうなって思ってるんですね。
メンバーシップと言ってるのは、企業と消費者・ユーザー・生活者のことを言っていて、企業がこういう世界観を目指す、サステナブルな世界観、こういう人々の幸せをめざす世界観だったりとかそういうサービス・製品みたいなことが、人々により支持をされ、そういう企業そういうサービスが支持をされるようなところです。企業が広告マーケティング活動を行うし、消費者ユーザーもそういう消費活動を行っていく、そういう世界観、お互い共感できる世界観をめざして消費者も企業も協力していく、そんなことをメンバーシップと表現してるわけです。マーケティングって基本的には企業が製品・サービスを売るための技術だと捉えられているわけなんですけれども、また別の角度から言うならば、それは人々の価値観を作るもの、行動・考え方・心を動かすもの、行動・アクションを起こせるものだという風に思ってるんですね。僕らマーケティングをそういうものとして捉えて、マーケティングの在り方を、社会をよくするものという風に転換していく、それによって、心の豊かさ・幸せ、ひいては社会をよくしていく、そんなことに貢献できるんじゃないかな、ってそんな風にここを追求していくということを僕らの企業のミッションだというところを目指してやっています。
具体的にはどんなことなのか、と、そういう世界観を伝えるみたいなことをわからないでもないけど、それが本当に、CSVっていいますけれども、その方が企業活動・ビジネス成果として上がるのかみたいな話ですね。ぼくらがそこに本当に貢献できるのか。まだまだそういうことの事例は少なくて、チャレンジしている最中で、僕らの所要クライアントには毎年必ずかならなくてもいいから提案しに行ってるんですが、その中の一つの事例ですが、みずほ銀行のですね、ワンタイムパスワードってわかりますかね、振り込みする時に、その時だけ発行されるスマホアプリだっだりとか指定するみたいので。面倒くさいじゃないですか。使ったことありますか?みずほ銀行さんの場合、使うのはマストではないんですね。世の中こういう送金被害っていうのは、使ったほうが安全ですよっていうことで、皆さん使って下さいっていうことにしてたんですけど、みんな全然つかってくれないんですよ。自分は大してお金持ってないし大丈夫だろうみたいな感じだったりとか。みずほ銀行さん、こういうリスクがあります、なので一方こういうツールがあってそれ使うとリスク減らせます、めちゃくちゃ性能のいいツールです、みたいなことを言ってたんですけど、それ全くつかわれなかったんです。
で、そこちょっとメッセージを変えました。不正送金があると、そのお金がどこに行くか、というと大体反社会的勢力にいってしまうんですね。不正送金被害っていうのは単純にその人が損するだけではなくて、きわめて社会的な課題だと。なので、みずほ銀行が目指すのは、それをゼロにすることなんだ、こういう世界観を目指している、なのでみなさん、協力をしてください、というようなメッセージに変えたんですね。そうしたら申込件数が13倍になりましたよね。目指す世界観だったりとか、社会課題解決のアクションということの方がユーザーの心を動かしアクションを促せる、これがクリエイティングシェアードバリュー、協力価値を創造していくみたいなことを言っています。
環境的なサステナブルの話とはちょっと違うかも知れませんけれど、僕らがやっているマーケティングを変えていくというのはこういう世界観、いかにみんなが共感できる世界観を示せるか、みんながアクションを促せるようにするかというのが、マーケティングでできるはずだと。こんなことを目指しています。
ということをチャレンジしていきたいと思って、今はそのミッションを5~6年前に作り替えてきてからチャレンジし続けているんですけれども、まぁちょっとずつはできてきているとはいえ、まだまだちっぽけな存在だなっていう風に思うわけですね。1000人くらいで業界的には大手ではあるんですけれども、世の中の大手クライアントがマーケティングを全面的に転換していくというところ目指したいと思っていて、2030年くらいにはそっちのマーティングスタイルが当たり前、そっちの方が主流になっているぐらいを目指したい。
で、そこを僕らが一番強く牽引している、世の中のほかの広告マーケティング業界は少なくともこんなことをまじめにやろうと思っていないので、僕らだからこそできると思っているし、そう本気で思っていないとほかの大手広告会社に負けちゃったらやだなと思っているので、うちがやるんだ、と。そこに向けては僕らの事業規模そのものも大きくしていかなきゃいけないと思っていて、それには売り上げとかじゃなくて1万人って思ってるわけですね。10倍くらいの規模感でやろうと、世の中に影響与えられるような存在になりたいです。という風に思っています。
1万人を目指したときに、そこそこ採用はうまくいっているので、超がんばったら年間1000人くらい増やすことになるんですけど、超がんばって足で稼ぐとかではなく、もっとこれをムーブメントにしたいって思ってるわけですね。それがこの話です。持続可能な社会を共創するクリエイティブ人材を10万人を育成輩出することですね。ここを目指したい。
デジタルクリエイターってワードも出ていたんですけど、デジタルクリエイターっていうとどうしても内向きの言葉になっちゃう。僕らの言葉になっちゃうので、それを言い換えてクリエイティブ人材なんだと。僕らが1万人を育成するっていうんじゃなくて、社会に必要な人材ならそういう人材をもっと数多く育成・輩出していくということを目指したいなという風に思っています。
やっぱりそれを目指す上でも、どう考えても日本社会に目を向ければ、圧倒的に人口減少のインパクトって大きいわけですね。学生もどんどん減っていくので、どうやってそこを増やしていくかですね。人口減少していく中で未来、IT人材が不足するだったり、輸血が足りなくなるとか、東京の郊外がゴーストタウンになるとか、圧倒的に日本の未来にこの影響はでかいっていう風に思いますし、今日も行政系の方もいらっしゃるように思いますが、こんな風に言われてるじゃないですか。実際消滅です。
先ほど菅原さんもいってましたけど、言うじゃないですか、ソサエティー5.0、内閣府のページから持ってきたものですけれども、5GだIOTだAIだ。みたいなとこで、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題の克服とかっていうんですけれども、無理でしょって思うわけです。今の延長には少なくともない。今の延長には全然それが想像できなくて、なぜなら一つの大きな要素としては、その後にはIT人材っていうのは、2018年今でも24万人不足していると言われていて、2030年になると58万人不足するっていうことが言われているわけですね。そもそもそういう実装する人材がいないじゃないかと。こんだけ今でも奪い合いになっていて、将来更に奪い合いになっていくわけですね。AI人材は1000馬円だ、みたいな。でもそれは全部東京の話。東京でお金持っている業界だけの話ですね。
そんな人材が地方社会でテクノロジーを実装するイメージがあんまり沸かない。よっぽど国とかめちゃめちゃお金を出しまくって、そういうところにお金がついたら、実績としてはポツポツ生まれるかもしれませんが、なんかあんまり幸せな成功イメージが湧きませんね。
あとはですね、うちの会社の資料にはあるんですが、持ってきたのは経産省のIT人材最新動向・IT人材白書とかよくご存じかと思いますけれども、みたいなところから持ってきてるんですけど、大体ですねこういう言葉がイラっとするんですね。供給かよ、物で材料かよ、みたいなね。経産省の方・・・いないですよね?お役人とか、そういう方々が、ホワイトカラーの人が、ブルーカラー足りません、材料足りませんって言ってるみたいに聞こえるわけです。毎日のように3人くらい採用・最終面接やってるんですけど、まぁ学生から見たら不人気なんですよ。理系の学生にとってみたら、もちろん一つの主要な産業だという風に思うんですけど、この人材育成しようと思ったら、当然文系学生にも担っていただきたいな、と。
本来IT業界ってこのテクノロジー的には最新のところだし、ソサエティー5.0みたいなところに貢献すべき業界・業種・職種である、とてもやりがいのある仕事だと思うわけなんですが、不人気なんですね。それはやっぱり、こういう「下請け感」を感じるみたいなところ、「主役感」がない。どっちかっていうとグローバル人材って言われてみたりとかMBA人材って言われてみたりとか。グローバル人材やMBA人材の供給が足りないとか言わないじゃないですか。そういうなり手が足りないとは言うかもしれないけど。まぁ「主役感」がないですね。なのでクリエイティブ人材なんて言い換えもしてるんですが、一方でですね、同じようなことも言ってるんですけど、ちょっとだけいいなと思うのはですね、創造社会です。英語にするとCreative Society.デジタル×多様な人々の創造力、これも賛成って思うんですね。テクノロジーだけじゃないと。おっしゃる通り。多分こういう方々はわかってるんですね。テクノロジーだけでは全然解決できない、テクノロジー進んでるんだけどどうやって解決したらいいかわからないから、こういう競争の場みたいなものをいっぱい作って、やっぱり競争は必要だよねだとか、クリエイティビティ必要だよねみたいなことを感じられててこういうことを仰ってて。つまりこれだ、だからクリエイティブ人材だって言いなおしているんですね。実際ここは賛成です。こういう人材作って行こうよ。どっちかっていうと経団連にいらっしゃるような大手企業さんって、メーカーだったりとか金融だったりとか、資本集約型の産業の方々なので、どっちかっていうと人はいないほうがいい、人はコストだって
。僕らの業界はどちらかというと労働集約型なので、NTTデータさんとかもそうだと思うんですけど、労働集約型は一人一人がどれだけ価値を発揮するかとか、そういうことが価値なんですが、なんでこちらの方がそういう風に本気にならないんだろうな、とか思ったります。
ということで、目指すべきは持続可能社会を共創するクリエイティブ人材10万人の育成・輩出だと。60万人足りないって言われてる中の10万人のイケてるクリエイティブ人材を作って行こうという風に思ってるわけですね。そのためにクリエイティブ人材を目指す人たちを増やす、これをやっていかなきゃいけないです。そのための大きな方針として、つくらい思ってるんですが、1個は年齢性別経歴国籍を問わず働ける環境を作る、どちらかというとIT業界ってブラックなイメージ、男の職場のイメージみたいな感じなんですけど、それは変えていく。加えてそういう現実に価値を創造するクリエイティブ人材、これクリエイティブ人材側にも課題があると思っていて、作る側に人が現実にテクノロジーを好きだったりとか、デザインが好きだったりする人達が多くて、それがどう価値を発揮しているのかみたいなのを、あんまり気にしてない人たちが多いので、そこを変えていくみたいなことをやっていかないといけないなって思っています。
幸せとは。僕らクリエイティブ人材が日本一幸せに働ける会社を作って行くことを目指しているんですが、中島さんにもご協力いただいてデンマークに視察にいってまいりました。
デンマークって、世界1位2位の幸せな国であり、高福祉高負担みたいなことがイメージかなっていう風に思いますけど、一方でIT先進国であり、北欧デザインみたいなもので。クリエイティブでも有力な国であり、世界一幸せな国、僕らが参考にするにふさわしい国だということで、
私自身視察に1週間くらい行ってきてですね、そこで働く人たちなんかにインタビューをしてきて、なんで幸せなんですか?幸せな働き方って何ですか?っていっぱい聞いてきたんですね。彼らが言うのはですね、ひとつはワークライフバランス、日本人みんな忙しいなみたいな、彼ら大体8時半に来て4時半くらいに帰って家族と一緒にご飯を食べに行く、みたいな生活をしてるんですね。ここは宗教的はな背景とかそういうのが有藤だなと思いながら、とはいえワークライフバランス必要だと、ブラックな環境ままじゃよくないと思います。あともう一つは彼らデモクラティックだったんですね、ヒエラルキーがないとかそういうことを言うんですね。僕らの中で、デモクラティックって聞くとなんか民主主義あんまりうまくいってないって思っちゃったりするんですけど、彼らとても、組織とかコミュニティの中に於いて自分たちの存在が認められている感、その中で個々人の意見が尊重されている感、みたいなものを言っているんだなってヒエラルキー的な上下のある社会でもなく、コミュニティが公正みんなの意見を聞いてもらえる。そんな文化である話。で、Social value社会的価値はなんだみたいなことを、聞く人みんな言うわけですよ。日本人はあんまり言わないと思うんですけど。自分たちの価値。経済的な価値じゃなくて、社会的な価値ということ一所懸命語るんですね。大きく3つはこんなことなんで、彼らの思う幸せの元だな、という風に評価してきました。
で、取り組んできたこと。
働き方改革みたいなこと、3年間のプロジェクト的に力を入れて取り組んできたんですけど、
残業時間半分にして、もともと30時間で業界でも少ない方だなってとても思ってたんですけれども、それでも共働き・子育てしながらっていうのはちょっと無理で、基本ゼロを目指して、普通だったらゼロなんですけど、たまに残業あるよっていうイメージなのが15時間くらい。なので半分にして月15時間、去年達成しました。そういうのが実現すると、女性も現場で働き続けられるイメージが湧いてくる。で、現実にそうなってくると結果として女性管理職比率30%に達成してきている。最近だと採用は新卒だと女性の方が多いですね。加えてこれと同時にですね、世の中の働き方改革、残業時間が減ると給料減っちゃうみたいなのもあるんですけど、僕ら一方で給料も増やしました、年収もこの3年間で3割くらい上げてます。なのでみんな気持ちよく残業減らしています。仕事が楽になってるわけじゃなくて。体力的には楽になっているし、ワークライフバランス的には時間は回っている。
外部からの評価されてて、日経DUALという雑誌の中で子育てしながら働きやすい企業ランキング20、東証の中の女性活躍推進に優れた企業…去年は取れて、今年は取締役に女性がいないといけないという条件が加わったことで取れなかったんですけど。
まぁこれはワークライフバランスと女性活躍推進の話。
もういっこ僕らがこだわっているところは、地方での雇用です。
東京一極集中みたいなことが地方の衰退を招いているだろうという風なことを思っていて、
そこを変えていきたいと思って、地方雇用をやって、1200人中280人くらいが地方の社員です。札幌・仙台・北九州・福岡から雇用しているんですけど、こだわっているのはこの業界もほかのメーカーもまぁ大体工場誘致とかコールセンターが地方にあったりするじゃないですか、地方の雇用って。そういうのって大体東京の下請け感があるとか、低スキル・低付加価値・低賃金モデルになるわけですよね。そんなんじゃなくて、ネット業界なんだから、エンジニアなんだから、地方でも同じ仕事できるはずじゃん、みたいに思うわけですね。現実は、一部の腕のいいエンジニアとかはフリーランス的にそういう仕事できてるんですけれども、東京に高い仕事が集中していて、地方にそういう仕事がないっていうのが、ほぼほぼ現実です。リモートワークみたいなのが根付いてないからっていうのもあるんですけど。
東京都同じ仕事を東京都同じチームでやっています。組織が一緒なんですね。日常的なチーム運営みたいなことが、拠点またいで行われていて、東京都同じ仕事してるんだから東京都同じ給料だろうと、普通の業界だと大体10~20%低くなったりするんですけど。地方で良いキャリアを作ると。東京都同じ先進的な成長できる仕事であり、ホワイトな就労環境であり、同じ給料で働けるというモデルを作って、これだけ地方の雇用も同じです、と。
きっかけは仙台の復興支援で、僕ら義援金みたいなものは大して払えるような会社じゃないので、そんなのよりも継続的な雇用で復興支援をしようということで2011年7月に38名、現在200名くらいになってきていると、東北では圧倒的にでかいウェブ制作会社になってきているということなんですね。
北九州でも、今仲良くさせていただいてて、SDGsクラブみたいなのものを作っているのでそれの発起人になってくださいと言われて、私なっていたりとかですね、九州の大学でそういう講習をしてきたりとか、あとはそれ専門の会社も作っちゃいました。リモートワーク専門のエンジニア会社みたいな。案件はだいたい東京のクライアントなんですけれども、これ東京と仙台と鯖江、あと東京のクライアントを常時接続しながら一体開発をずっとやってるみたいな専門会社を50人くらいでやってます。
あと、いまチャレンジしててまだまだ成果はでていないんですけれども、障がい者の雇用してます。特に精神障がい者ですね。身体障がい者の方々はどちらかというと売り手市場、引く手あまたになってるんですけれども、精神障がい者の方々は、あまり、やや敬遠されがちになってしまっている一方、ITスキルは普通に身に着けられる、または持っている、得意な方々もいるので、そういう方々がまっとうに働けるように、という場所を提供するという意味でそういう専門会社作っている、福岡にそういう専門オフィスがあって、リモートワークできます。
(これは特例子会社なんですか?)違います。僕らの会社じゃなくて、僕らのクライアントの雇用してるんです。例えばメンバーズのクライアントなんですけれども、メンバーズがメンバーズギフテッドにお願いをして、メンバーズの社員をここで働いてもらっているという。(その方が障がいを持たれてると。)障がいを持たれています。で、メンバーズ側の雇用カウントなんですけれどね。このようなことをチャレンジ中みたいな感じです。まぁ意外といけるんじゃないかなと思ってますけど。
みたいな形で、年齢性別教授内国籍障がい色々問わず、幸せに働ける環境をつくるみたいなことをやっています。加えて、社会の価値を創造するクリエイティブ人材の数を増やす、まずは僕ら自身が1万人目指して採用しますんで、業界的には中途採用中心なんですけれども、毎年元の社員の2割くらいは新卒で取っているので、現場はヒーヒー言いながらやっていますけれども、それぐらいのペースで、来年は多分200人以上になってくるかと思います。これだけ学生も超売り手市場で、奪い合いになっている中で、まぁまぁいい感じで取れてるなと思うんですけれども、僕らが学生そのものの育成もやってきているからだと、こんな成果も上げられてるかなと思っています。
で、それだけ社員を取るともちろん教育が非常に大変になると。文系学生も含めているんで、すけれども、この規模の会社としては、相当お金をかけて、去年の数字ですけれども、2億円くらいお金をかけて、毎週毎日のようにですね、業務内外でこういう講座やっててですね、これも社内外の人が講師になってやってくれて、そういう形で教育をしています。
こういうことに共感してくれて、外部の業界第一人者みたいな人が進んで顧問みたいな形で参加していただいたり、そういった形で教育体制を非常に手厚く整えているということを今後もやっていきたいと思っています。
加えて外部向けにも、そうやって人材1万人育成するだけじゃなく、外部に向けてもやるんだというような流れの一環で、UXデザインって言って・・・UXって、先ほどのみずほ銀行の事例なんかもそうなんですけれど、体験をいいものに変えていくってことですね。その製品・サービスの機能そのものがいいというだけではなくて、例えば皆さんiPhoneとか」持ってると思うんですけれども、そのテクノロジーそのものは日本企業昔からもっていたし、テクノロジー持ってるだけじゃだめで、ユーザーの体験としていいものに作り替えていくかというところでアップルが圧倒的に優れていたんですね。そういうものをユーザー体験をデザインするということを言うんですけれども、UXデザインというジャンルというかクリエーターにとって必要なスキルがありまして、そういったものを専門的に情報発信していくメディアであったりとかそういう専門のイベントみたいなことを毎週のようにやってて、年間でいうと2000名くらい参加するみたいな、、そういうクリエイティブ人材のコミュニティを作っています。これはこの後どんどん大きくしてきたいなぁと思っています。
それからこれは主にクライアント向けですね。フューチャーズデザインというもの、これこの間デンマークに視察に行ってきた会社と業務提供したんですけれども、ビスポークというですね、世界一刺激的なビジネススクールと言われているKAOSPILITっていう大学があるんですけれども、まぁそこの卒業生とかが作ってるようなすごくいけてるクリエイティブコンサル会社みたいなところなんですが、要はありたい姿をどう描くか、中期計画とか長期ビジョンみたいなものになるんですけれども、これまでそういうのってどうやって作っていたかって言いますと、なんちゃらコンサルティングにお願いをして、1億円くらい払って、200ページくらいのパワポが出来上がって、情報が詳細に整備されて、あらゆるリスクが考慮されて、あらゆる競合との比較において強み弱みが整理されてみたいな、その中で合理的に一番儲かりそうなのはここだ!みたいなものが今まで作られてたんだと思うんですけども、こうじゃなくていかにこの先の世界をよりよいものにするか、望むべきものにするかを、もちろん同じように情報は使うんですけれども、同じように経済がどうなるかテクノロジーがどうなるか、社会がどうなるかみたいなものは使うんですけれども、目指す世界がちょっと違って、ありたい姿、社会にどういう価値を与えるのかとか、みたいなことを設計するようなコンサルティングですね、そういうワークショップをですね、僕らの大企業クライアント向けに全国の部長50名以上集めて2日間くらいそういうワークショップやったりするんですけれども、結構これが評判が良くて、まぁやっぱりそういう大企業さんも、こういう時代において自社の存在価値にも悩まれてるんだと思います。さっきのSDGsみたいな話でにサステナブルなものにしていかなければならない、今までのように経済的なかちをずっと追求して、経済効率性合理性みたいなものをずっと追求し続けるんじゃダメだよねと、規模の経済みたいもの追求するだけじゃダメだよね、となんとなく皆さん気づいていて、もちろんテクノロジーのいろんな変革があって、ディスラプションみたいなベンチャーがいきなりこうひっくり返されちゃうかもしれないみたいなことも含めて色々迷われてるんだと思うんで、こういのはウケてるんだろうなって思いますけども、大手企業さんのなかでもそういうクリエイティブ人材を育成していくと。そんなフューチャーデザイン、思考、スキルみたいなものを学生にも提供していてですね、UXとかUXデザインとかフューチャーデザインとか、そういうようなスキルを学生にも提供していって、CSVビジネスアイデアコンテストみたいなものを毎年やってるんですけど、段々参加大学、参加企業が増えてきて、参加企業はちょっと減らしたけど、僕らのクライアントさんにお題を出してもらって、いかにCSV、社会課題解決とビジネス成果みたいなことを両立するアイデアを出すかみたいなアイデアコンテストやってます。こんなことを更に今後拡大してやっていきたいなと思っています。
例えば良品企画さんから「ごみと暮らすには」みたいなイケてるお題を出してもらって、学生がこれにいいアイデア考えてくると、まぁそんなコンテストですね。これは行政向けにもやったらいいんじゃないかと思ってるですけど、そういうのを考えて昨日神戸市とワークショップやってきたんですけれども、神戸でも採用していて神戸市で新卒100数十名の集合研修を神戸市でやったんですね。そんな縁で神戸市とも仲良くしていて、その中で新卒が神戸市向けの提案をしたんですね。2日間くらい彼らもワークをやって神戸市向けに神戸市の未来を提案するみたいなことを、新卒研修の一コマみたいにやったんですけど、そしたら非常にウケがよくてですね、なんで新卒がたった二日間でこんな提案できるんだ、みたいな形で非常にウケがよくて、それっていうのはフューチャーズデザインとかUXデザインとかそういう思考法とかスキルみたいなところが効果があったのかな、と思っていて、なので行政にお題を出してもらって、僕ら自身は行政のお仕事あんまりしなさそうだなと思っていうので、どちらかというと学生とのビジネスアイデアコンテストみたいなこととか企業支援みたいなことだったりとかをできたらいいんじゃないかなと、言う風に思ってます。
みたいな形でですね、僕らのクライアントであり、行政であり、学生であり、みたいな人達に対して、社会に価値を創造する新しい未来を作って行く、そういうようなクリエイティビティ、創造性みたいなことを持てるような人材を、僕らなりのやるべき課題をやることで、そういう人材をつくっていく、ということをやっていきたいなと。10万人っていう定義はまだ決まってなくてですね、どうやって10万人カウントするのかもまだわかんないんですけど、それはこれから決めていきますが、それぐらいのところを目指して、単なる僕らの採用とか、僕らの1万人とかではなくて、こういう10万人のクリエイティブ人材が世の中でムーブメント的に育ってくる、多くの学生がそういうところを目指していく、みたいな流れの中で結果的に僕らが1万人くらいになったらいいなと。で、そういうような力をもって、メンバーシップでマーケティングを作ると、こんなところを実現していきたいという風に思っています。