ツアー2日目の2番目のプログラムは、深圳市政府関係者や深圳企業関係者とのディスカッションです。
このプログラムは、パブリテックシティであり、深圳市と姉妹都市であるつくば市のご尽力によって実現をしました。
深圳市の経済や産業関係の職員、政府関係機関のスタッフ、投資関係者や企業関係者が一堂に会する中、森村隆行東京都議会議員の進行の下、対話は始まりました。
まずは、深圳市人民政府外事弁公室副主任の譚福英氏より挨拶があり、その後に視察団を代表して、森村都議から東京都や日本の現状について挨拶も兼ねた説明をしました。深圳市からは、アジア処処長、技術革新委員会政策法規処副処長、政務データ管理処主任科員といった実務担当者、深圳市国際交流協力基金会事務局長といった政府関係機関の担当者、深圳市海雲天科学術株式会社副総裁、平安智慧都市発展弁深圳支部、微衆銀行といった民間事業者そして深圳摯金資本投資管理株式会社創業者などの投資関係者など、13名が参加しました。
その後、本題であるツアー参加者からのプレゼンテーションが始まりました。
最初は、一般社団法人代表理事菅原直敏より、社団の概要と日本の社会課題として介護・社会保障の現状について説明しました。そして、それらを踏まえて深圳において日中の起業家や政府関係者等が世界的な社会課題を解決するために、情報共有、人材交流、共創事業の必要性を述べ、深圳におけるパブリテックサミットの開催を深圳市側の参加者に提案しました。
深圳市政府関係者の中から、パブリテックの概念に関心を寄せる方も現れ、パブリテックサミット@深圳の開催についてなど、継続的な協議を進めることになりました。
次に社団のドネーションサポーターでもある株式会社デジタルガレージの鈴木俊太氏より、同社の取り組みについてプレゼンテーションが行われました。同社はテクノロジーにかかる様々な取り組みを進めていますが、特にヘルステック分野についての高い関心が、深圳市側の政府関係者から寄せられました。
続いて、社団のドネーションサポーターでもある株式会社CREATIVE HOPEの大里陽一郎氏より、同社の展開する事業と日本のスタートアップの現状についてプレゼンテーションがありました。起業家精神にあふれる深圳市らしく、日本のスタートアップの現状については、投資関係者も含めて大きな関心を寄せていました。
プレゼン後に、投資関係者からの連携についての相談も受けました。
これらのプレゼンテーションも踏まえて、深圳市側の参加者の何名かから継続的なディスカッションを望む声もあり、SNSのチャットグループを作成し、共創事業の創出に向けた継続的なやりとりを行うこととなりました。
その後も、お互いの発表を踏まえたディスカッションが繰り広げられ、名刺交換などのミートアップを行いました。
充実した内容と引き換えに、大幅に時間を延長しましたが、次に繋がる有意義な訪問となりました。