スタートアップサラダ〜深圳パブリテックツアー初日⑤
ツアー初日の最終訪問場所は、スタートアップサラダでした。
写真:前方で話す右の男性が加藤氏、左の女性がLi Kilin氏。
まずは、共同創始者のLi Kilin氏より、スタートアップサラダの説明がありました。同時通訳として、日本市場オーガナイザーの加藤勇樹氏(Find Asia 華南地区責任者でもあります)にも加わって頂きました。
スタートアップサラダはイノベーションのエコシステムを目指しており、中国各都市のイノベーションの中心を発展・促進しています 。 ミートアップの活動と自社のプラットフォーム 52 時間起業家大会を主要な活動としています 。
イノベーションミートアップとコンサルティングサービスを通じて革新的な人材 メンター 企業の 結び付け起業家の育成 、 企業のイノベーション 、そして社会貢献 が私たちの目標としています。
スタートアップサラダの実績は別表の通りですが、創業2015年の比較的若い企業にもかかわらず、5万人以上の定期参加者がおり、6千件以上の革新的なアイデアを創出しています。
また、加藤勇樹氏のようなオーガーナイザーが国籍問わず300名以上おり、各地域でのミートアップ開催の原動力となっています。
プロジェクトの分野も小売からスマート交通まで多岐にわたっており、豪華なVIPメンター陣も揃い、多くの参加者を引きつけるインセンティブとなっています。
また、企業向けのイノベーション大会もパッケージで提供しており、中国建設銀行は、行員によるイベントの参加を重要な評価指標としています。なお、中国建設銀行は、フォーブスによる2018年版「世界の有力企業2000社ランキング(グローバル2000)」でも6年連続第2位になる中国最大手の銀行です。
日本の企業では、丸紅がスタートアップサラダとの連携を開始しましたが、日本企業や日本人の参加者は依然として少ない現状とのことでした。
私たちツアー参加者が感じたことの一つとして、日本のいくつかの社会課題をスタートアップサラダの取り組みにおいて、アイデアを競わせて、解決への道筋を描くというのは、テクノロジーで人々をエンパワメントするパブリテックの理念に合致するのではないかということです(スタートアップサラダの標語の一つが「Empower the change makers」)。
今回の訪問を受け、スタートアップサラダではまだ進出していなかった日本における業務展開も念頭に入れ、その第一歩となるイベントを、一般社団法人Publitechと共同で開催することで合意しました。開催は2019年9月27日の予定です。
次につながる成果が得られただけでなく、社会課題の解決や自分らしく生きることを実現するために、国境は関係ないと感じられる有意義な訪問でした。
ご紹介したスライドは全てスタートアップサラダの提供資料です。