ツアー初日、4か所目の訪問場所は、盒馬鮮生(フーマー・フレッシュ)でした。中国の最大手企業アリババが展開するオンラインを前提とした実店舗スーパーです。
お客からの注文がはいると、スタッフが店内で商品をピックアップし、3キロ圏内であれば30分以内に配送するというサービスです。ピックアップされた商品は、バックに詰められ店の天井にあるコンベアーで配送者の元へ運ばれます。
配送はバイクを中心に行われています。
店内でも買い物ができます。品ぞろえもよく、日本のスーパーの食品売り場と基本的には変わりません。キャッシュレス決済で買い物を済ませることもできます。
日本の通常のスーパーと盒馬鮮生の違いは、サービスの軸がECと実店舗販売のどちらにあるのかという点です。
盒馬鮮生はイメージ的には、ECサイトであるアマゾンが、自社の倉庫を開放している買い物ができるという感じです。
米国ではアマゾンが実店舗販売に乗り出していますが、日本においてもECと実店舗販売への進出が加速する可能性は大いにあります。
参加者も実際の買い物や決済を体験し、それぞれの現場に活かせる着想を得ました。